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ドラッグストアや通販では「育毛シャンプー」「スカルプシャンプー」という言葉をよく見かけます。けれど、シャンプーで「育毛」をうたえるかどうかは、商品の区分によって決まっています。

この記事では、化粧品・医薬部外品・医薬品の違いと、それぞれが表示できる効能の範囲を整理します。商品を選ぶときに、広告の言葉ではなく区分で判断できるようになるのが目的です。

SUMMARY
  • ふつうのシャンプーは化粧品。言えるのは「頭皮、毛髪を清浄にする」「フケ、カユミを抑える」などの範囲で、育毛の効果は表示できない
  • 「薬用」と書かれたシャンプーは医薬部外品。「ふけ・かゆみを防ぐ」などが表示できるが、シャンプーで育毛はうたえない
  • 育毛の効能を表示できるのは、医薬部外品の育毛剤(養毛剤)など。区分はパッケージの表示で確認する
  • 治療を目的とする医薬品は、このサイトでは扱っていません

3つの区分と言えることの違い

区分 主な商品 表示できる効能の例
化粧品 シャンプー、トリートメント、ヘアトニックなど 頭皮、毛髪を清浄にする/頭皮、毛髪をすこやかに保つ/毛髪にはり、こしを与える/フケ、カユミを抑える
医薬部外品(薬用シャンプー) 「薬用」と書かれたシャンプー ふけ・かゆみを防ぐ/毛髪・頭皮の汗臭を防ぐ/毛髪・頭皮を清浄にする/毛髪・頭皮をすこやかに保つ
医薬部外品(育毛剤・養毛剤) 頭皮につける液剤・スプレー 育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛
医薬品 薬局・薬店で買う薬 承認された効能・効果。使う前に薬剤師などから説明を受ける

※ 化粧品は厚生労働省「化粧品の効能の範囲」、医薬部外品は自治体(枚方市)の「医薬部外品の効能または効果の範囲(参考)」、東京都の医薬品等広告講習会資料をもとに整理(2026年10月7日確認)。

東京都の資料でも、育毛・薄毛・脱毛の予防などは育毛剤(医薬部外品)の効能で、化粧品には認められていないと整理されています。化粧品のシャンプーに「育毛」「抜け毛が減る」などと書かれていたら、表示のルールから外れている可能性があります。

洗顔のあと、肩にタオルをかけて鏡の前であごに触れる男性
シャンプーは「清潔に保つ」もの、育毛剤は「頭皮につけて使う」もの。役割を分けて考えます

パッケージで区分を見分ける

  1. 「医薬部外品」の表示があるか(「薬用」と書かれていることが多い)
  2. 医薬部外品なら、有効成分の名前と「効能・効果」の欄を見る
  3. 何も書かれていなければ化粧品。全成分が表示されている
  4. 医薬品の場合は「第1類医薬品」などのリスク区分が書かれている

シャンプーと育毛剤の役割の違い

シャンプーは洗い流すもので、役割は頭皮と髪を清潔に保つことです。皮脂やにおいが気になる人は、洗い方(指の腹で洗う、よくすすぐ、乾かす)を見直すだけでも頭皮の状態は変わります。

一方、医薬部外品の育毛剤は、洗ったあとの頭皮につけて使うものです。表示できる効能は上の表のとおりで、効果の出方には個人差があります。

商品の例として、アンファーの「スカルプD 薬用育毛スカルプトニック」は医薬部外品、「スカルプD 薬用スカルプシャンプー」も医薬部外品として販売されています(メーカーの発表資料で確認)。価格は改定されている可能性があるため、購入前に公式サイトで確認してください。

このサイトで扱わないもの 抜け毛や薄毛の治療(医療機関での治療や、治療目的の医薬品)は、このサイトでは扱っていません。気になる症状がある場合は、医師や薬剤師に相談してください。頭皮に赤み・かゆみ・湿疹が続く場合も、皮膚科の受診をおすすめします。

顔のスキンケアの基本は「30代からのメンズスキンケア:洗顔・保湿・日焼け止めの3ステップ」で説明しています。